配当の魅力

株式投資の本質的な価値は、長期的に持って、5倍、10倍を狙うというものです。
しかし、そんなことは実は一朝一夕にできるものではありません。
まずは、株式投資に慣れ親しんで、少しずつ企業というものの勉強をしてゆく必要があります。


ただし、それではいつまでたっても面白くはありません。
そこで、そこまでの知識や知恵は必要なく、株式と付き合う方法もあります。
まずは、その代表として配当について解説したいと思います。


株式を保有いると、年に1度か2度配当をもらえます。
配当は企業が1年間で稼いだ利益の中から支払われます。
今、平均的には株価に対して2%程度の配当金がもらえます。
今や日本で定期預金にお金を預けていても0.1%に満たない金利しかもらえません。

株はリスクがあると言われます。
しかし、人気がなくほとんど動かないような株で、配当金が2%つくとすると、
1年間株を持って株価が変わらないとしても、銀行預金よりずっと得をします。


少ないお金ではそんなに差は感じられませんが、1,000万円あるとしたら、
銀行に預けて1年間で1万円に満たないのに対して、株であれば平均的には20万円の配当が手に入ります。
中には50万円の配当金を支払う企業の株もあります。


こう考えれば、値上がり益ばかり狙う必要がないことがおわかりいただけるのではないでしょうか。

人気のない株価が低迷しているような株を買うと、利回りが高いことが多いものです。
そんな株を保有すれば、毎年高利回りの配当金がもらえたうえ、
ある日突然株価が上昇してキャピタルゲイン(値上がり益)まで手に入るかもしれません。

こんな投資こそ、本当の意味でリスクの小さな投資と言えるかもしれません。
まさに、お金に余裕のある人の投資と言えるでしょう。

 

 

お金のない人は積立方式も

このように株を買うという行為ですが、必ず余裕資金で行ってください。
ここでの前提は20万円程度のお金を最低半年、置いておけることを前提とします。


仮にそのことで数万円損をするかもしれません。
でもそれは将来もっと大きな金額を投資するための授業料、先行投資と考えてください。
もちろん、ここから先の銘柄選択法を使えば、そんなに損をすることはありませんから安心してください。


それでも、20万円程度の余裕資金がない人には、積み立て方式というものもあります。


積み立て方式はこちらで解説しています。

↓↓↓

URL:http://ameblo.jp/cherry2910/entry-10713123087.html

自分の保有株で仮想売買を行う

さて、株式を買ったとします。
半年間は持ち続けて、株価変動を観察するわけですが、
せっかくですのでノートをつけて仮想売買をしてみてください。

 

仮想売買はよく株式の入門で使われる方法です。
無料で使える仮想売買ソフトもあります。
しかし、私は仮想売買をするにしても、
自分が持っていない株をやってもおそらく無駄だと考えています。まず、間違いなく短期間でやめます。

 

仮想売買を行う場合は、エクセルシートなどに仮想売買の成果を記録してください。
そして、うまくいったか、だめだったかをチェックしてください。
また、仮想売買を行ううちにうまく行くような方法が発見できたら、
それをルール化してみてください。これが、将来役に立ちます。
もし仮に自分なりの法則が発見できれば、その法則を使って現実の投資を行ってみてください。

 

そして半年後に仮想売買した場合と、実際自分が半年間持った場合と、
どちらが儲かったかを比べてみてください。
たぶん、この結果は五分五分ではないかと思います。
この段階で、持続したほうの結果が良かったら、しばらくはあまり売り買いをしないほうがいいと思います。

一方、売買を繰り返した結果の方が良かった人もいると思います。
ただし、それは仮想売買だからという面があります。
つまり、心に余裕のある状況での売買だからです。
実際に売買すると、投じた金額にもよりますが、心に余裕がなくなることが多く、それが失敗の原因となります。


このような探究心が株で儲ける心構えとして重要です。

 

 

 

 

まずは少額で投資を行う

今回からは、実際に株を始める場合の準備から


初めに述べたように、株式投資は理論で理解する部分と経験で理解する部分があります。
そのためには、最初は小さな金額でまず買ってみるという行為が必要です。
そして最初は何があっても、最低半年は保有してみてください。
その間、株価が変動するので、それをずっと見ていてもらいたいのです。


株価を見るといっても、なかなか見続けられないものです。
しかし、自分で持っている銘柄であれば、いやでも毎日気にするようになります。


毎日でなくとも、1週間に一度程度でも同じ株を見ていると、
あそこで売っておけばとか、あそこで買っておけばとか思います。
株式投資は、あとから見ると、実に簡単です。
しかし、実際に行動してみるとそう簡単ではありません。

 

人によって性格はいろいろあると思いますので、やれといってもすべての人ができるものではありません。
そこで、いろいろな手段をお伝えしますので、自分の性格、資金の性格、時間的余裕などで、
自分に合ったものを選択してください。

投資教育がないのは日本だけ?

成熟国では国民にとって株式投資はそれほど重要な知識ですから、
学校教育には株式投資について教える授業があります。

アメリカでは小学校から授業の中で「株式投資」の勉強をしていて
アメリカ人の60%が株式投資・不動産投資を経験した事がある
との調査結果が出ています。

でも、日本では学校で株式投資について習うことがありませんから、
専門の職種に就くことがなければ「株式投資」についての知識は
ほとんど身に付く機会がありません。

つまり、「株式投資」にチャレンジして財産を失ってしまう人が多いのは
株式投資に対する基礎知識があまりにも少なすぎる
からと、思えてなりません。

これが日本の個人の間で、本当の意味の「株式投資」が定着しない大きな理由ではないでしょうか。

基本的な知識がない中で「株式投資」を行うのは
わかりやすく例えると
自動車の運転を見よう見まねで、独学で覚えたドライバーが
通常の道路を走っていると考えたら・・・・
ちょっと恐ろしくなります。


ウインカーを出さずに急に曲がったり
道路標識も分からないから進行方向もバラバラ
追い越し禁止の場所でも平気で「追い越し」をしているかもしれません・・・

想像しただけでも事故を起こす確率が高いのは
わかっていただけると思います。
 

株式投資の優れた点

資産運用には株式投資以外にも多くの方法があります。
預金、債券、為替、不動産、金、商品などです。
資産三分法という言葉がありますが、これは資産を流動性資金、
使用予定資金、利殖性資金に分けて持つというものです。


上の例で言えば、流動性資金は預金ですし、
使用予定資金は中期債などが相当するでしょう。
そして、株式投資は為替や不動産、商品などと並んで
利殖性資金に位置付けられます。

 

その中で株式投資流動性が高く、換金が容易であり、
それ自体がバリエーションに富んでいてリスク分散が簡単だという特徴があります。
また、株式投資を行うためには、経済の知識やお金の知識を学ばなければなりません。
しかし、逆にそれらを学ぶことで、リアルの世界でも役に立つこともあります。

 

これらが株式投資の優れた点ということになります。

資産運用が必要不可欠な時代になって来た

日本人には株式投資というとはなから危険なものという捉え方の人が多いものです。
だとすれば、なぜ株式投資が必要かということはとても重要なテーマです。

広い意味の資本主義経済で、一つの国が成長し、
繁栄している間は国民一人一人の所得が増加し、生活水準も上がって行きます。

しかし、所得水準が国際的にも高水準となり始め、
新たな成長手段が見いだせない場合、国の経済が成熟化し、
国民の所得も横ばいか、減少し始めます。
この25年間の日本がまさにこの状況です。

一人一人の所得が増加しているような国では、
貯蓄や運用はそれほど重要な意味を持たないかもしれません。
つまり、ある時、1の所得に対して2の貯蓄があって、
その貯蓄が運用によって3になったとしても、
その時点で所得が3になっているような場合です。

ただし、これはこれで企業が成長するために株式市場が必要であり、
企業が成長すれば国民も潤いますから本当は必要なのですが。
この時期の株式投資はいわば余裕のある人が参加する市場と言えるでしょう。

一方、所得が減少するような場合は、運用が非常に重要となってきます。
つまり、1の所得に対して、2の貯蓄があり、所得が0.8になった時、
貯蓄が2のままか3になっているかは大きな違いです。

国の位置付けばかりではなく、個人的には高齢になることによって、
過去の貯蓄を運用することの重要性は大きなものとなります。
特に年金が頼りになりそうもない我が国において、自らの貯蓄の運用は大きな意味があるのです。

そのような観点から言えば、今の日本において正しい株式投資を学ぶことは、
生きて行くうえで、大変重要なことであるということがわかると思います。