現状を把握する

 

 

前章の作業によって業績のグラフができたとして、そのグラフを使って企業分析をスタートします。

【 長期間の業績推移を見る】

まずは前章で作成した長期の業績推移グラフを見て、現状の位置づけをざくっと把握します。
これはそんなに難しい判断を伴う作業というわけではありません。

 

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簡単で結構です。ずっと利益が増益基調にあるとか、ボトムにありそうだとか、ピークに近いとかで構いません。

キユーピーを例にとって示します。
売上高は食品企業のイメージ通り、伸び率は低いものの、順調に増加していることがわかります。
1997年から2010年までの売上高の年平均成長率は2.0%になります。

一方、営業利益は1997年から2002年まで50%ほど増加し、
その後2005年まで大きく悪化した後、2010年まで再び大幅に向上し、
2011年度には悪化に転じる予想となっています。

まずは、この程度理解すれば十分でしょう。

ただし、このときに2005年まで悪化し、2010年まで回復したということは頭の中にインプットしておいてください。
先に行って実際の分析をするときに、この悪化期、回復期が分析の重点ポイントになるためです。